小学校受験の面接での父親の役割とは?多い質問とその回答例

小学校受験では、試験内容に親子面接が含まれているケースが多いです。
小学校受験に備え、親子で面接練習をすることも珍しくありません。
しかし、そもそも小学校受験に父親が参加するべきか、参加するならどうしたらいいのかが分からず、お悩みの方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、小学校受験の面接における父親の役割について詳しく解説します。
小学校受験の面接を控えているご家族は、ぜひ本記事の内容を参考にしてください。

小学校受験の面接での父親の役割とは

小学校受験の面接における父親の役割は、子どもや母親の発言が面接官に正しく伝わるようにサポートすることです。
面接で上手く話せなかった子どもの発言の補足や、母親の発言をさらに後押しするなどして、普段の家族のありかたや教育方針を明確に面接官に伝える目的があります。

子どもが上手く回答できたとしても、父親がおどおどしていては大きな減点をされてしまう可能性があります。
面接では、父親の小学校受験への取り組み方やコミュニケーション力も厳しくチェックされるため、しっかりと準備をして臨みましょう。

小学校受験の面接で面接官が父親に聞きたい3つのこと

小学校受験の面接で学校側が父親に聞きたいことは複数ありますが、そのなかでも特によく聞かれることを3つ紹介します。
面接官がどんなことを父親から聞きたいのかを事前に把握し、入念な面接対策をしましょう。

聞きたいこと①小学校受験や志望先の学校にどれほどの関心があるか

面接官が父親に聞きたいことの1つ目は、父親が子どもの小学校受験にどれほど関心を持っているのかです。

面接官は、父親が学校選びや小学校受験にどれほどの関心や熱量をもって取り組んだのかどうかを気にしています。
「教育は母親任せになっているな」と思われてしまうと、減点の対象になってしまいます。

仕事が忙しい方でも学校選びは夫婦で話し合って決め、志望先の学校の説明会や見学にも足を運ぶようにしましょう。
そうすることで、面接当日も自分が子どものために取り組んできたことを、本音で面接官に伝えられるようになります。

聞きたいこと②父親の教育方針や価値観が学校と合っているか

面接官が父親に聞きたいことの2つ目は、父親の教育方針や価値観が学校の教育方針に合っているかどうかです。

面接官は、受験者の家族の教育方針と学校の教育方針が同じ方向を向いているかを見極める必要があります。
しかし、直接「自宅の教育方針を教えてください」と分かりやすく質問することは少なく、家庭内の父親の役割や理想の父親像などから、家族の教育方針を聞き出そうとしています。

面接官は対策されたありきたりな回答を聞きたいのではなく、本音の教育方針を確かめるためにこの質問を聞いています。
夫婦間で子どもの教育方針を定め、スムーズに回答できるように準備しておきましょう。

聞きたいこと③普段の家族や子どもとの関わりかた

面接官が父親に聞きたいことの3つ目は、普段の家族や子どもとの関わりかたです。

教育方針と似ているように思えますが、面接官は父親が答えた教育方針と実際の子どもとの関わりかたが食い違っていないかをチェックしています。
合格するために面接の準備をすることはとても重要ですが、嘘をついて自分たちを良く見せようとしても面接官には見破られてしまいます。

自分たちが定めた教育方針にそって、普段から子どもとコミュニケーションをとり、どのように接しているかを面接官に伝えると良いでしょう。

小学校受験の面接で父親がよく聞かれる質問と回答例

続いて、小学校受験の面接で父親がよく聞かれる3つの質問例とそれぞれの回答例を紹介します。

質問①家庭における父親の役割について

この質問は、実体験を元に回答することがコツです。
自分が父親として目指している父親像や家族と子どもへの関わり方、子どもの将来に対しての考え方などを含めて回答するようにしましょう。

回答例

次のように、実際に合ったエピソードを盛り込みつつ回答すると説得力が増します。

「私が考える父親の役割は、家族や子どもに安心感を与えつづけることだと考えています。
そのために、普段から子どもとさまざまなコミュニケーションをとることを意識しています。

公園に遊びに行ったときには、子どもと一緒に遊び全身でコミュニケーションをとります。
こうして、言葉だけじゃないコミュニケーションを取り続けることで、いつでも気楽に話せて遊べる父親になれ、その存在が最終的に子どもの安心感へとつながると考えています。

いずれは子どもが学生、成人へと成長していく隣で、なんでも相談できるパートナーとして、成長を見守っていきます。」

質問②父親として子どもに何を伝えていきたいかについて

この質問は、面接官に分かりやすく結論から伝えることが大切です。
家庭と学校の教育方針に近い内容を明確に伝えることで、学校への熱意のアピールに繋がります。

回答例

長く理由を述べるのではなく、結論から伝えると「何を伝えていきたいか」が分かりやすくなるため、次のように回答するよう心がけましょう。

「父親として子どもに伝えていきたいことは、3つあります。
友達を大切にすること、“ありがとう”や“ごめんなさい”をしっかりと言えるようになること、自分に自信を持つことです。」

小学校受験の面接では普段の父親の様子を子どもに質問されることもある

面接の方法や進め方は学校によってさまざまです。
なかには、子どもへの質問で父親の普段の様子をチェックすることもあります。

子どもに聞かれる父親についての質問例

  • お父さんはたくさん遊んでくれますか?
  • お父さんとはどんな遊びをしますか?
  • お家でのお父さんは優しいですか?怖いですか?
  • お父さんに叱られるときはどんな時ですか?

上記のような質問を子どもにして、普段の父親としての自分の様子をチェックされることもあります。

また、ここでは回答内容だけでなく、回答するときの子どもの様子もチェックされています。
そのため、子どもが普段通りでリラックスしながら回答できるように練習するとよいでしょう。

小学校受験の面接や説明会での、父親の適切な服装とは

親の服装や身だしなみは第一印象を決める大きな要因です。
父親の服装も合否に影響してくるでしょう。

しかし、どんな服装をすればいいのか迷ってしまう…という方もいらっしゃるかと思います。
そこで、以下の記事では父親の定番から注意点まで紹介しています。

今後、お子さまが小学校受験を控えている場合は、是非ご参照ください。

小学校受験の親が面接や説明会で着ていく服装選びの選び方

小学校受験の面接に父親は欠席してもいいのか

小学校受験の面接に父親は欠席してもよいのでしょうか。
結論から申し上げますと、両親の出席が望ましいですが、父親の欠席が合否を分けることはないといわれています。

小学校受験をする家庭では、出張が多いサラリーマンの方や経営者の方が多いため、父親が簡単に予定を合わせられないことは学校側も承知の上です。
また、近年では受験者を募集する段階で「面接時は保護者のうち、どちらでもよい」と、公表している学校も増えてきています。

予定が合うならば両親で面接に行けるとよいですが、必ず守らなければいけないルールではないため、どうしても難しい場合は欠席しても問題ありません。

次に、父親が欠席する場合の対応を紹介します。

小学校受験の面接に父親が出席できない場合の対応

どうしても父親が出席できない場合には、事前にその旨を学校側に連絡することが望ましいです。
学校側に連絡する際は、早めに連絡をすること、手紙や証明書を持参することがよいとされています。

募集要項や小学校受験に関係する書類に学校の連絡先が記載されていないか、入念に確認をして連絡を入れるようにしましょう。
受験に関わる専用窓口などを設置している可能性もあるため、最初から学校の代表番号に電話をかけてはいけません。

また、受験当日には父親が出席できない理由を記した手紙や証明書を持参しましょう。
欠席する本人が書いた手紙と、出張中であることの証明書や入院中であることが分かる診断書などを用意して提出します。

学校側は礼儀やマナーをとても大切にします。
父親の欠席が決まった時点で早めに学校側に連絡を取ると、たとえ欠席であっても良い印象を与えられるでしょう。

小学校受験の面接は父親の役割を理解して臨みましょう

いかがでしたでしょうか。

今回は、小学校受験の面接における父親の役割について紹介しました。
面接において、子どもの発言の補足や母親の発言の後押しができるのは父親であり、父親がどれほど熱意をもって小学校受験に取り組んでいるかも厳しくチェックされています。

また、どうしても予定が合わずに欠席が決まっても、丁寧に対処することでむしろ好印象を与えられる可能性があります。

小学校受験は家族一丸となって、合格を目指しましょう。

当サイトでは、小学校受験の面接練習に適した塾の紹介や、お役立ち情報を豊富に発信しています。
小学校受験を検討している方は、ぜひほかの記事にも目を通してみてください。

また、おすすめの小学校受験の塾をランキング形式で紹介していますので、これから小学校受験を控えている人は、ぜひ参考にしてください。

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