小学校受験にはなぜ顔写真が必要?撮影時の注意点

小学校受験では、学校側に対していかにいい印象を与えられるかが重要です。
その最たるものが面接ですが、実は顔写真の印象も合否の判断材料になることがあります。

では、いい顔写真を撮影するためにはいつどこで、どのようなことに気を付けて撮影するのがよいのでしょうか。

今回は、小学校受験を検討されているお子さまの保護者に向けて、小学校受験での写真について解説します。

小学校受験で顔写真が重要な理由

小学校受験で顔写真が重要な理由は、顔写真が合否の決め手になることがあるからです。
小学校受験の試験項目は学校によってさまざまですが、多くの学校ではペーパーテストと面接を重視しています。
合否はペーパーテストと面接の合計点数によって決まりますが、合否の境目では合計点数のみで判断がつかない場合があります。

その場合、願書に記載されている受験生のステータスや顔写真を見て、判断材料にすることもあるのです。
そのため、顔写真は決して適当に撮影してはいけません。
面接官によりよい印象を与えられるように、クオリティの高い写真を撮影する必要があります。

クオリティを高い写真を撮影するためには、写真スタジオなどで撮影してもらうことをおすすめします。

小学校受験の写真の撮影時の注意点

小学校受験の写真を撮影するときには、さまざまなことに注意しなければなりません。
撮影時に注意するポイントについて、以下に解説します。

男の子と女の子共通の注意点

男の子と女の子の受験生に共通しての注意点は、主に3つあります。

注意点①背景の色に気を付ける

まず1つ目の注意点は背景の色に気を付けることです。
子どもの表情や印象はもちろん大事ですが、背景の色は写真全体の印象を決定づける要素になります。
一般的に推奨されている主な背景の色は、ホワイト・グレー・ライトブルーとなっており、派手な色は好ましくありません。

中でも多くの受験生の写真に選ばれているのはライトブルーで、最も子どもの明るい雰囲気を出せる色とされています。
逆にグレーだと、人によっては少し暗い印象を与えてしまうので注意しましょう。

注意点②服装はリラックスしたものを選ぶ

2つ目の注意点はリラックスした服装を着用することです。

試験本番ではもちろんですが、写真撮影での服装も子どもにとって着心地がよい服装がいいです。
着心地の悪い服装を着用すると、子どもが緊張してしまったり、落ち着きがなくなったりしてしまいます。
子どもをリラックスさせるためにも、着心地がよい服装を選ぶようにしましょう。

注意点③撮影前の予定は空けておく

3つ目の注意点は、撮影前の予定は空けておくです。

撮影前に子どもが習い事などで疲れていると、元気のない顔写真に仕上がってしまいます。
顔写真は自然な笑顔のものがいいので、撮影当日はできるだけ子どもが元気な状態で行えるように、撮影前の予定は空けておきましょう。

男の子の場合の注意点

男の子の受験生で撮影時に注意するポイントは服装です。
基本的に、受験日当日に着用する服装を選びましょう。

服装は、白のワイシャツに紺のベストやジャケットを合わせ、下は半ズボンが良いでしょう。
あるいは、上は白いポロシャツに、紺のカーディガンやニットベストを合わせるのも好ましいです。

女の子の場合の注意点

女の子の受験生も注意するポイントは服装になります。
男の子同様に、撮影では受験日当日に着用する服装を選びましょう。

服装は、白いブラウスに、紺やグレーのボレロやジャンパースカートが無難です。
もしくは、ワンピースを着用するのも良いでしょう。
また、白い襟に刺繍があっても問題ありません。

小学校受験の写真の撮影はいつどこでする?

小学校受験の証明写真はいつどこでするのがよいのでしょうか。
写真撮影をする時期と場所に関してそれぞれ解説します。

写真撮影をする時期

まず、写真撮影の時期としては6~7月がベストでしょう。
8月あたりに撮影しても願書の提出自体は間に合うものの、子どもは夏に外で遊び日焼けすることが多いです。
日焼けした顔写真を提出すると、実際の試験日である10~11月頃には日焼けが治まっており、面接官に違和感を与えさせてしまいます。
そのため、子どもが日焼けする前のシーズンである6~7月に撮影するのがベストとされています。

また、撮影が早すぎるのもよくありません。
子どもの成長スピードは早いので、撮影が早すぎると試験本番のときとは顔の印象が変わってしまっていることがあります。
このような場合にも面接官に違和感を与えてしまうので、試験本番と撮影時期が離れすぎないようにしましょう。

写真撮影をする場所

撮影する場所は、プロの写真家が撮影している写真スタジオにしましょう。
願書に提出するお子さまの顔写真は、試験の合否の判断材料になることがあります。
そのため、顔写真のクオリティは当然高いほうがいいです。
クオリティの高い顔写真を入手するためにも、プロの写真家にちゃんとした機材で撮影してもらう必要があるのです。

写真スタジオに関しては、受験生御用達のスタジオでも、近所にある写真スタジオでも構いません。
写真スタジオは、周りの保護者の評判やネットでの口コミなどを頼りに決めるといいでしょう。

小学校受験の写真でよく聞く「ミライコンパス」とは

「ミライコンパス」とは、撮影した写真をインターネット経由で自動的に受験票に反映できるシステムです。

従来、受験で提出する願書は手書だったため、出願する学校が複数の場合、その分だけの証明写真が必要でした。
しかし、最近ではインターネットで出願するのが当たり前になり、証明写真のデータさえあれば複数の写真を用意する必要もなくなりました。

「ミライコンパス」は、インターネットで出願するときに便利なツールとなります。
複数の学校に出願する場合でも、「ミライコンパス」に証明写真を登録さえしておけば、受験するすべての学校の受験票に、自動的に顔写真が印刷されます。
「ミライコンパス」を活用することで、従来と比べてスムーズな出願手続きができるのです。

小学校受験には重要なスケジュール管理とは

小学校受験には、写真以外にも準備が必要なものがいくつかあります。

受験当日までに、必要なものを準備するためにはスケジュールをしっかり把握しておくことが重要です。
小学校受験のスケジュールを知りたい方は下記記事をご覧ください。
小学校受検に受かるためのスケジュール管理方法とは

小学校受験の願書用写真はプロに頼みましょう

いかがでしたでしょうか。
小学校受験の顔写真は、合否の判断基準として使われる場合もあるので、とても重要なものだとお分かりいただけたかと思います。

撮影に際して、気を付けなければいけないことがさまざまあります。
まず、撮影日は6~7月にすることです。
夏に撮影した日焼けしている状態の写真だと面接官に違和感を与えてしまう可能性があるため、撮影時期にも注意を払いましょう。

次に、撮影時の服装と背景の色です。
撮影時の服装は試験本番で切る服装が望ましく、写真の背景の色に関してはライトブルーなど顔の印象を良くできるような明るい色合いが良いでしょう。

最後に、撮影は必ずプロの写真家がいる写真スタジオで行いましょう。
小学校受験では学校側にいかにいい印象を与えられるかがポイントなので、クオリティの高い写真を手に入れるためにも写真スタジオで撮影することが欠かせません。

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