小学校受験に必要な勉強時間の目安は?勉強のコツも紹介

子どもに小学校受験をさせたいと考えている保護者の方のなかには、「小学校受験に必要な勉強時間はどのくらいなのか?」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで本記事では、小学校受験をする子どもに必要な勉強時間や勉強の内容、子どもが勉強を続けやすくなるポイントなどを紹介します。
子どもの小学校を予定している保護者の方は、ぜひ最後までご覧ください。

小学校受験をする子どもはいつ頃から勉強を始めるのか?

1日あたりの勉強時間の前に、気になるのは、「そもそも一般的には何歳ごろから受験勉強を始めるのか」ということではないでしょうか。
結論から申し上げますと、小学校受験を考えている家庭で子どもに勉強をさせ始める年齢は4~5歳頃を目安に考えるとよいでしょう。

家庭の教育方針や希望する小学校のレベルによって勉強を始める時期は多少異なりますが、小学校受験の1年前となる秋頃までには対策を始めている家庭が多い傾向にあります。
子どもは知識の習得や言葉を覚えるまでに時間がかかるので、なるべく早い段階からペーパーテストの対策となる勉強や面接で話す練習をさせると安心です。

小学校受験をする子どもに必要な勉強時間や勉強量は?

小学校受験に向けて、子どもに必要な勉強時間はどのくらいなのでしょうか。

平日・休日それぞれの勉強時間と、1週間のトータルの勉強時間の目安は以下のとおりです。

平日の勉強時間

小学校受験における平日の勉強時間の目安は、1日あたり1~2時間ほどです。

ただし、上記の時間はあくまでも目安なので、幼稚園・保育園がお休みの日や、習い事がない日は2時間以上勉強させてもよいでしょう。

平日は幼稚園や保育園、習い事などで子どもが疲れているので、高いモチベーションを維持して勉強をすることが難しいです。
また、子どもの心身の健康や成長のために、遅くても21~22時には就寝する必要があるので、勉強ができる時間は限られています。

勉強時間を増やしすぎてしまうと、子どもが強いストレスを感じてモチベーションが下がってしまう場合や体調を崩してしまうことがあるので注意が必要です。
そのため、子どもの体力や体調などを確認したうえでスケジュールを組むようにしましょう

休日の勉強時間

小学校受験に向けて休日に勉強をする場合は、1日あたり3~4時間ほどが目安です。
平日の勉強時間が少ない場合や、勉強に苦手分野がある場合は4時間以上勉強するようにスケジュールを設定してみてもよいでしょう。

幼稚園・保育園がお休みの日では、保護者も子どもも時間に余裕があるため、勉強時間が確保しやすいです。
しかし、平日の勉強と同様に、子どもにあまりにも長い時間勉強をさせしまうと、強いストレスを感じてモチベーションが下がることや体調を崩してしまうことが考えられます。

また、平日の勉強がスケジュール通りに進行できている場合や、子どもが疲れている場合は、勉強時間を減らすことやリフレッシュのために勉強を休みにすることもよいかもしれません。

1週間の勉強時間

1週間の勉強時間の合計は、14~20時間ほどが目安とされています。

ただし、勉強時間はあくまでも目安なので、1日1時間ほどの勉強で小学校受験に合格した家庭も存在します。
子どもの成長や勉強にはどうしても差が出てくるので、子どものモチベーションや学習状況を確認したうえで勉強時間を決めるようにしましょう。

実際の勉強時間が目標よりも少ない日があった場合は、別の日にそれをカバーするために勉強時間を増やすといった調整が必要になります。

小学校受験の勉強内容の一例

小学校受験の合否を決める部分は、主にペーパーテスト・面接・行動観察の3点です。
この3点を対策することで、小学校受験に合格しやすくなるといえるでしょう。

そのため、小学校受験に向けた勉強では、上記の3点の対策を意識した以下のような勉強を行うようにしましょう。

小学校受験の勉強内容の一例

  • ドリルやプリントを使って知識を高める
  • 面接で話す内容や正しい言葉遣いを覚える
  • 体を動かすことや工作をすることで運動神経や創造性を伸ばす

基本的に受験勉強というと、ペーパーテスト対策のためのドリルやプリントを使った学習方法をイメージされる方が多いのではないでしょうか。

しかし、ペーパーテストの点数が高くても、面接や行動観察の際に思うような結果が出せなかった場合は、不合格になってしまうことが考えられます。

そのため、ペーパーテストだけではなく、面接や行動観察についても対策をする必要があるのです。

小学校受験をする子どもの集中力を持続させるための3つのコツ

小学校受験に向けて保護者がはりきっていても、子どもが小学校受験に対して前向きではない場合は、勉強のモチベーションが上がらず集中力が続かないことがあります。
そのため、子どもに勉強をさせる際には、「どうすれば勉強が続けやすくなるのか」を意識することが大切です。

子どもの学習意欲を高めて集中力を持続させるためには、以下で紹介する3つのコツを意識しましょう。

コツ①気分転換をさせる

1つ目のコツは、勉強をさせるだけではなく適度に気分転換をさせることです。

子どもは大人と比べて集中力が持続しにくいので、机に座って何時間も勉強することが難しい傾向にあります。
そのため、ペーパーテストの勉強だけではなく、運動や工作を合間に取り入れて気分転換をさせるようにすると集中力が持続しやすくなります。

また、勉強の時間があまりにも長すぎると、やりたいことができないという不満から、子どもが強いストレスを感じてしまうので注意が必要です。

たとえば、子どもが
「同年代の友達が遊んでいるのに自分は勉強ばかりしていている」
「勉強のせいで好きなことができない」
という考えになってしまうと、勉強のモチベーションが下がってしまいます。
そのため、勉強の時間を毎日確保することに加えて、友達と遊ぶための時間や趣味に使うための時間も作るようにしましょう。

コツ②勉強の難易度を子どものレベルに合ったものにする

2つ目のコツは、勉強の難易度を子どものレベルに合ったものにすることです。

保護者のなかには、子どもの知識を伸ばすために、難易度が高いドリルを選ぶことや苦手分野ばかりを勉強をさせてしまうことがあります。
しかし、ドリルの問題が解けないことや苦手分野の勉強で不正解になってしまうことが続いてしまうと、子どもはモチベーションが下がり勉強を苦痛に感じてしまいます。

そのため、いきなり難しい難易度のドリルを選ぶのではなく、まずは子どものレベルに合った問題を解かせて自信をつけさせるようにしましょう。
正解率が上がってきてスムーズに答えられるようになってきたら、だんだん難しいドリルや苦手分野の勉強を取り入れることをおすすめします。

コツ③厳しく叱らない

3つ目のコツは、子どもを厳しく叱らないことです。

子どもは学習能力が未熟で集中力が続きにくいので、同じ問題を間違えてしまうことや勉強中にふざけてしまうことがあります。

保護者のなかには、子どもに注意する際に、「一度間違えた問題を、なぜまた間違えたの?」と、厳しく叱ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、子どもがミスをした際に厳しく叱ってしまうと、勉強に苦手意識を持ってミスをすることが怖くなってしまい学習意欲が下がってしまうことが考えられます。

そのため、子ども叱る際は厳しい言い方は避けて
「この問題は難しかったね。じゃあ一緒に考えてみようか」
「ここの問題までやったら休憩にするから、もう少し頑張ってみよう」
と、子どもの考え方や行動を否定せず、優しく言い聞かせるような言い方を意識することをおすすめします。

小学校受験に受かる子と受からない子の特徴とは

小学校受験では、学力はもちろん性格なども合否に大きく影響してきます。
そこで、小学校受験に受かる子とそうでない子の特徴を以下の記事に紹介しています。

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是非こちらの記事をご覧いただき、小学校受験に活かしていただければと思います。

小学校受験に受かる子どもと受からない子どもの特徴とは?

小学校受験の勉強時間は子どものモチベーションやレベルに合わせて決める

いかがでしたでしょうか。

小学校受験で合格するための1日あたりの勉強時間の目安は、平日は1~2時間ほど、休日は3~4時間ほどです。
しかし、あまりにも勉強時間が長い場合やミスをした際に厳しい言い方をしてしまうと、子どもは勉強に対するモチベーションが低下してしまいます。

子どもの学習意欲を下げずに集中力を持続させるためには、適度に気分転換をさせることや優しく注意することを意識しましょう。

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