小学校受験の面接形式と保護者が気を付けるポイント

子どもにレベルの高い教育を受けさせるために、小学校受験を検討されているご家庭は多いことでしょう。
小学校受験の面接の際は、子どもだけではなく、保護者の方の受け答えも重視されています。

そこで本記事では、小学校受験の面接の形式や面接で見られるポイント、効果的な対策などを紹介します。
お子さまの小学校受験を検討中の保護者の方は、ぜひ最後までご覧ください。

小学校受験の面接の形式

小学校ごとに、受験の面接や評価するポイントはそれぞれ異なります。

以下に、小学校受験の場で用いられることの多い面接の形式4種類の概要を、それぞれ意識したいポイントとともにまとめました。
下記内容を参考に、志望している小学校では例年どのような形式が採用されているのかを確認しておきましょう。

面接の形式①子どものみの面接

1つ目の面接の形式は、子どものみで行われる面接です。

質問の内容は「自分の名前」「小学校に入学してからやりたいこと」などの簡単なものが多いです。
しかし、1対1での面接になるため、子どもによっては緊張してうまく話せないことがあります。

緊張せずにスムーズに話せるように、繰り返し話す練習をしておくことが大切です。

面接の形式②保護者のみの面接

2つ目の面接の形式は、保護者のみで行われる面接です。

小学校の志望理由や家庭内の教育方針、子育てで重視していることなどを質問されることが多いです。
志望理由や家庭の教育方針が、受験校の教育理念に沿っていた場合は、面接官に好印象を与えやすくなります。

面接の形式③子どもと保護者の面接

3つ目の面接の形式は、子どもと保護者を含めて行われる面接です。

上記で紹介した質問がされるので、事前に確認と練習をしておけばスムーズに答えられることでしょう。

この面接の形式では、子どもと保護者の関係性についての質問が多い傾向にあります。
子どもが回答に詰まってしまった時に、どのように声をかけるのか、どのようなフォローをするのか、などをチェックされることがあるので注意しておくようにしましょう。

面接の形式④集団の面接

4つ目の面接の形式は、他の家庭の保護者・子どもを含めて行われる集団の面接です。

集団で面接が行われるため、他の受験者の回答と自分の回答を比較した際に、保護者や子どもが自分の回答に自信がなくなってしまうことも考えられます。

教育方針は家庭によって異なるので、他人の回答や意見に影響されずに、自分の意志をしっかり伝えることが大切です。

小学校受験の個人面接・保護者面接でよく聞かれる質問

小学校受験の面接では、子どもと保護者の両方に質問が行われることが一般的です。
子どもへの質問では「思考力」「協調性」、保護者への質問では「教育方針」「家庭内の環境」などが重視される傾向にあります。

よく聞かれる質問は主に以下のようなものがあるので、面接の際にスムーズに答えられるように練習しておくことをおすすめします。

子どもによく聞かれる質問

面接で子どもに聞かれる質問には以下のようなものがあります。

小学校受験の面接でよく聞かれる子どもへの質問

  • 名前・年齢・生年月日
  • 住所
  • 小学校の名前
  • 小学校までの経路
  • 小学校に入学してからやりたいこと
  • 将来の夢・なりたい職業
  • 好きな遊び・趣味・特技
  • 好きな食べ物・嫌いな食べ物
  • お父さん・お母さんに叱られるのはどんなときか
  • 兄弟喧嘩・姉妹喧嘩はするか
  • お友達や兄弟・姉妹のおもちゃを壊してしまったときはどうするか

子どもへの質問は簡単で答えやすいものが多いので、事前に何回も面接の練習をしておけば回答に困ることはないでしょう。

ただし、「趣味」や「特技」など、子どもが単語の意味が理解できずに回答に詰まってしまうこともあるでしょう。
そのため、面接の練習を行う際は、さまざまな表現を使って質問をしながら、お子さまに単語や表現を覚えさせることをおすすめします。

母親によく聞かれる質問

保護者へ質問が行われる際は、父親と母親それぞれに対し、聞かれる内容が異なる場合があります。
母親によく聞かれる質問には以下のようなものがあるので、事前に確認したうえで、スムーズに答えられるように練習することをおすすめします。

小学校受験の面接でよく聞かれる母親への質問

  • 名前
  • 学歴
  • 特技・趣味・関心があること
  • 得意料理・よく作る料理
  • 子供にどのような習い事をさせているか・これからさせたいか
  • 志願理由
  • 小学校に入学してから子どもに何をさせたいか
  • 家庭内での教育方針
  • 子どもと接する際に大切にしていること
  • 子どもの帰宅時に母親が家にいるか
  • 夫と意見の食い違いがあったらどうするか
  • 母親から見た子どもの性格・長所・短所

母親への質問は、家庭内での立ち振る舞いや子どもへの接し方、教育方針などについて聞かれることが多い傾向にあります。
子育てをするうえで、どのようなことを意識しているのかを事前に整理しておき、スムーズに答えられるようにしましょう。

また、母親が働いている場合や父親が専業主夫の場合は、勤務先の会社名や勤続年数について聞かれることがあるので覚えておいたほうがよいでしょう。

父親によく聞かれる質問

面接の際に、父親によく聞かれる質問には以下のようなものがあります。
事前にしっかりと確認・練習して、スムーズに答えられるようにしておくことをおすすめします。

小学校受験の面接でよく聞かれる父親への質問

  • 名前
  • 学歴
  • 特技・趣味・関心があること
  • 小学校の志願理由
  • 現代社会や環境問題などの社会問題
  • 勤めている会社の名前・勤続年数
  • 仕事をするうえで心がけていること
  • 転勤や出張
  • 家庭で大切にしていること
  • 妻と意見の食い違いがあったらどうするか
  • どのような家庭を築いていきたいか
  • 父親から見た子どもの性格・長所・短所

父親への質問では会社の勤続年数や仕事をするうえで心がけていることなど仕事に関する内容や、社会問題への関心を問われることがあります。
「人材を育成する際にどのようなことを意識しているか」
「仕事の効率をあげるためにどのような工夫をしているか」
など、仕事で意識していることを答えられるようにしておきましょう。

また、社会問題については、日々ニュースを確認して情報を整理し、自分の見解を求められたらすぐに答えられるように準備しておくことをおすすめします。

小学校受験の面接での父親の役割とは?

父親の面接参加も、受験の合否に影響してくるでしょう。
しかし、父親はそもそも受験の際にどのような役割なのかわからない…という方もいらっしゃいますよね。

そこで、以下の記事ではそういった方必見の、父親の役割やよく聞かれる質問、さらに出席できない場合の対処法を紹介しています。
気になる方は是非ご覧ください。

小学校受験の面接での父親の役割とは?多い質問とその回答例

小学校受験の面接では保護者と子どもの両方で練習をしておくことが大切

いかがでしたでしょうか。

面接の形式も小学校によってさまざまで、子どもと保護者が別々に面接をすることもあれば、複数の家庭が参加する集団の面接が行われることもあります。
入学を希望する小学校の面接の形式を事前に確認したうえで、面接の練習を行いましょう。

また、小学校受験の面接では、子どもだけではなく保護者の方の受け答えも重視されています。

聞かれることが多い質問の傾向があるので、スムーズに答えられるように対策しておくことが大切です。

当サイトでは、小学校受験の際に適した服装やお役立ち情報を発信しています。
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また、おすすめの小学校受験の塾をランキング形式で紹介していますので、これから小学校受験を控えている人は、ぜひ参考にしてください。

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